原価比例法以外の方法を工事進捗度の算定方法として採用した場合の会計処理

工事進捗度の見積方法について、以下の規定があります。 工事契約に関する会計基準 15. 決算日における工事進捗度は、原価比例法等の、工事契約における施工者の履行義務全体との対比において、決算日における当該義務の遂行の割合を合理的に反映する方法を用いて見積る。工事契約の内容によっては、原価比例法以外にも、より合理的に工事進捗度を把握することが可能な見積方法があり得る。このような場合には、原…

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工事の一部を外注している場合の進捗度の見積方法

進捗度の見積方法として原価比例法を適用している工事について、当該工事の一部を外注している場合に、外注業者からの納品物の検収時に外注部分の工事原価を認識するのでよいのでしょうか。 このような方法では算定される進捗率が適時性を欠いているようにも思われます。 この点について、下記書籍の「第3編 第2章 2 (4) ③出来高未払金」において解説がなされています。 建設業の会計実務〈第2…

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見積工事原価総額に予備費を含めることの可否又は要否③

工事進行基準を適用する場合において、将来の不確実性を考慮して、見積工事原価総額に予備費(コンティンジェンシーコスト)を含めて進捗度及び利益率を算定してよい、又は算定すべきなのでしょうか。 この点につき、下記書籍の「第2編 第6章 3 (3) ③コンティンジェンシーコスト(予備費)の見積り」が参考になるものと思われます。 建設業の会計実務〈第2版〉 [ あずさ監査法人 ] 関連記…

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完成引渡時に工事原価が確定していない場合

工事完成基準を適用している場合において、工事が完成し目的物の引渡が完了した時点で工事原価のうち金額が未確定の部分があるときには、収益と費用を対応させる観点から、工事原価の見積計上が必要となるものと考えられます。 このような工事原価の見積計上を行う場合の留意点等について、下記書籍の「第2編 第2章 2 (2) ④工事未払金の計上」及び「第2編 第3章 2 (3) ②見積計上差額の処理」におい…

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