期ズレ子会社が期ズレ期間中に増資した場合の取扱い

決算期の異なる子会社の連結決算上の取扱いについて、以下の規定があります。

連結財務諸表に関する会計基準
16. 子会社の決算日が連結決算日と異なる場合には、子会社は、連結決算日に正規の決算に準ずる合理的な手続により決算を行う(注4)。

(注4) 決算期の異なる子会社がある場合の取扱いについて
子会社の決算日と連結決算日の差異が3 か月を超えない場合には、子会社の正規の決算を基礎として連結決算を行うことができる。ただし、この場合には、子会社の決算日と連結決算日が異なることから生じる連結会社間の取引に係る会計記録の重要な不一致について、必要な整理を行うものとする。
(太字―引用者)

ここで、子会社が増資を行いその全部又は一部を非支配株主が引き受けた場合、当該増資は”連結会社間の取引”ではないとも考えられますが、この場合には調整は不要なのでしょうか。

この点、下記書籍の「Q9-1 親会社と連結子会社の決算日がズレている場合に,子会社の正規の決算を用いて連結決算を行う際の取引の調整(基礎)」が参考になるものと思われます。

この記事へのコメント